メガシンカに見る任天堂カップ2000ルールとの相違性

前回の続きです。

メガシンカポケモンとレベル55エースポケモンが共通しているのは、パラメータの上昇と選出3体中1体という制限。

では異なっている点は何か？という話になります。

 

まず何よりも違うのは、メガシンカポケモンは、見せ合いの段階で必ずしも確定しない可能性があること。

レベル55は見れば分かりますが、メガシンカの場合アイテム欄が見えるわけではありません。

特にガブリアスやギャラドスなど、一般運用が可能であるポケモンを複数入れていると非常に厄介です。

任天堂カップ2000ルールでは、ほとんどの場合、レベル55のポケモンは多くとも2体までしか6体の中に入れませんでした。

それ以上入れてしまうと選出の択が絞られ過ぎて不利になりやすいからです。

しかし、こちらのシステムでは2体どころか、6体メガシンカ可能なポケモンを見せ合いに入れることが出来る。

極めて大きな違いの一つだと思います。

 

次に、アイテム欄が圧迫されることで、メガシンカポケモンは戦術が限定されること。

レベル55のエースポケモンはその高レベルに加えて持ち物を自由に選べたため、完全に低レベルポケモンの上位互換存在でした。

しかしメガストーンを持つメガシンカポケモンは、例えば拘りアイテムや半減実など、イレギュラー事故を誘発させるような持ち物は一切持てません。

種族値の上昇では場合によって、補いきれないほどの欠点と言えるでしょう。

 

さらに、交代出しのターンはメガシンカしていない状態で出さなければならないこと。

細かい違いではありますが、立ち回りに制限を与えられると言う点では重要です。

例えばメガデンリュウですが、電気ドラゴンの優秀な耐性を活かした受け出しができるまでに、隙を生じてしまう可能性もあります。

 

最後は、タイプや特性までも変わってしまうこと。

メガギャラドスが顕著です。

対処に用いるべき方法が大きく変わる場合は、選出時点で両方の可能性を加味することになり、対策をとりにくくしています。

同時に運用も気を付けなければならないため、必ずしもメリットとは言えないのですが。

 

ざっくりと把握している所の違いは以上です。

これらの相違点を踏まえた上で、どの程度任天堂カップ2000ルールを参考にして、いかにメガシンカを組み込んだ構築をするか？

考えてみるのも面白いですね。続きます。（たぶん・・・）

 

（ANA）

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